2023年7月3日月曜日

UiPath 引数に「BreakTriggerScopeInArgument」が勝手にできる!?

状況

「繰り返しを終了」(Break)アクティビティを使用すると、引数に「BreakTriggerScopeInArgument」が作成されてしまう。


Xamlそのものの引数パネルには存在しないが、該当のXamlの呼出元にだけ表示されるというという不思議な状況。


Breakアクティビティを使用するXaml:引数は使っていない。


呼出元のXaml:「引数をインポート」で開くと、「BreakTriggerScopeInArgument」がある!?


実行は可能なので、支障はないのだろうが、なんか気になるよね。。。

UiPath Forumで同様の現象が見つかった。ただ、解決策までは書いてなかった。
Why breaktriggerscopeinargument argument is created automatically?


環境

Windows10

UiPath Studio 2023.6.1-beta.13324 Community License

UiPath.System.Activities: 23.6.0-preview

UiPath.UIAutomation.Activities:23.6.1-preview

targetFramework:Windows


対応

※根拠となる情報は見つけられていないので、自己責任でお願いします。

Xamlをテキストエディタ(メモ帳とか)で開いてみると、「BreakTriggerScopeInArgument」に該当する行があった。


以下の行を削除してみました。
<x:Property Name="BreakTriggerScopeInArgument" Type="InArgument(x:String)" />


これで呼出元には余計な引数が表示されなくなった!


補足

  • UiPathを2023.6.0か、6.1 にバージョンアップしてからの現象と思われる。
  • 「Break」アクティビティを削除しても、引数が勝手に消えることはない。
  • 新たにBreakアクティビティを追加すると、引数も作成されてしまうので、つど削除作業が必要となる。